居心地のいい場所
杉戸高野台駅の西口から杉戸西近隣公園に向かってまっすぐに伸びる歩行者と自転車の専用道路は、通称くすのき通りと呼ばれています。
この通りには、ところどころにベンチが置かれていますが、そこに腰掛けてゆっくりと時間を過ごす、といったことをこれまで僕はしたことがありませんでした。
買い物や散歩で通り過ぎるだけの道。
今、開催中の「くすのきテラス」は、そんなくすのき通りを、もっと居心地のいい、もっと好きになれる空間にするには?ということを改めて考えるための社会実験です。
僕は山登りで愛用しているストーブ(バーナー)やコッフェル、コーヒーミルなどを持ち込んで、ここで大好きなコーヒーを淹れることに。
豆はお気に入りの「ひきうりコーヒー豆店 ねこじた」さんで購入。通りのすぐそばに店を構えるかわいらしいコーヒー豆のお店です。
コーヒースタンドの設置場所をどこにしようか悩みましたが、普段、ストリートライブなどのイベントを行う場所からはちょっとだけ離れた静かな空間に決定。
ときおり、やさしいか風がくすのきの葉をカサカサと揺らします。
葉っぱの間からはやわらかな秋の陽が降り注ぎ、コーヒーの香りに包まれながら本を読む時間がゆったりと流れます。
いままで気付かなかった居心地のいい場所を見つけてしまいました。
▼両サイドに配置された石垣のテラスは、テーブルにもベンチにもなる優れもの。
▼足元にはさなぎが!
くすのきテラスは11月30日までまったりと開催中。
各店舗の前にはテーブルとベンチを置いていますので、ご自由にお使いください。
毎週土曜日、日曜日は、すまえるプロジェクトによる音楽の演奏や手作りおかきの専門店「青木煎餅」さんが出店。
コーヒースタンドやブックスタンド、似顔絵描きなどが不定期に出店していますよ。